ホームページは”広告”でないけれど病院は…… 「もっとコミュニケーションとって!」
2005年 09月 13日
4年ほどまえに引っ越してきたいまのわが家で、かかりつけのお医者さんがまだないなか、家族が急に熱をだしました。
とにかく病院へ行きたいというので、近所の病院を探そうと、まず電話帳をめくるわたし。
でも、どこがどう違ってて、いいのか悪いのか良く分からない。
じゃあネットで探そう、となるのだが、やっぱりどこも同じような情報しか載っていなくてよくわからない。
ま、広告規制があるから仕方ないか。
とにかく、家と駅の間にあって日頃前を通っている医院へひとまず行ってみようか。
いいのか悪いのかがちっとも分からない情報発信って何の意味があるのか?
医療法で規制されているっていうけれど、国民を守るためだけじゃなくて、必要な情報まで与えてくれないという情報のアンバランスが出来てしまっていて国民にとって不利益な方にも働いているのではないのか?
ちょっとそんな風に、腹立ててしまいました。
どこのお医者さんなら自分の病気を治してくれるかわからないというのは不便です。
本当に医療機関の広告が規制されているから、こんな風になっちゃったのかなと調べてみました。
医療法でいう広告とは「不特定多数の者に知らされるもの」で、具体的には駅構内等の看板、新聞・雑誌等の広告や電車の吊広告があてはまるとのこと。
でも、院内で配布されるパンフなど印刷物は広告規制の適応をうけないとされているとのこと。
ホームページも広告規制の対象になるのか?
い・い・え…
患者自らが情報を得るためにアクセスするものと解釈され、一般に医療法の広告規制の対象として取り扱われてないとのこと。
な~んと。
医療法が最初にできたのが昭和23年ということなので、まだインターネットの概念がない頃だったからなのかと勝手に納得。
だったら、もっと自由に、わかりやすい情報発信してくれればいいのに、という気持ちも出てきます。
しかしおそらく、多くの医療機関はホームページの内容についても自主規制という形で自分を縛ってしまっていて、情報発信を「患者がわかりやすいように」という視点で行っていないのが現状のようです。
情報発信でどこまでなら規制にひっかからないかわからないから、踏み込まない。
そんな姿勢のように感じられます。
命にかかわることですから患者は保護されなければならないのですが、せめて「どこへ行けば自分の病気の対応をしてくれるのか」がわかりやすい情報発信の整備がされればなと切に願います。
病院にコミュニケーションや情報発信の概念を持ってもらえれば、もっとわたしたち、安心して暮らせる!!
追伸
役に立つホームページをつくってくださってるお医者さんもいらっしゃいましたが、残念ながら他府県だったんですよね。
知りたい情報が発信されてる病院がもっと増えるといいなと思いました。
by mike1004_kuma
| 2005-09-13 17:16
| 広報/PR/ストーリーづくり